お口の健康が全身の健康に影響

加齢に伴うお口の機能の衰え「オーラルフレイル」

最近、食べこぼしが増えた、むせることが増えた、滑舌が悪くなった、といったことがありませんか。それは加齢に伴うお口の機能の衰え「オーラルフレイル」かもしれません。これらの症状は“要介護状態のはじまりを示すサイン”として注目されるようになってきています。
「オーラルフレイル」とは口に関する“ささいな衰え”が軽視されないように、口の機能低下、食べる機能の障害、さらには、心身の機能低下までつながる「負の連鎖」に警鐘を鳴らした概念です。

オーラルフレイルの症状が見られる高齢者とそうした症状が見られない高齢者を4年間にわたって追跡調査した結果、オーラルフレイルの症状が見られる高齢者の死亡リスクは2.09倍、要介護になる危険度も約2.35倍高まることがわかりました。
オーラルフレイルは、可逆性であり健康な状態に戻ることが可能であると言われており、かかりつけ歯科医で定期的に受診することが推奨されています。
口のまわりのささいなトラブルを「年のせい」と諦めず、適切な対策をとることが健康長寿の実現につながるといえます。

よ坊さん 日本歯科医師会PRキャラクター
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